|
|
| 遼クン 緊張に勝ってプロ2勝目へ意欲 |
フジ・サンケイクラシック(30日、山梨県河口湖町・富士桜CC)、ハニカミフィーバー、再び-。プロ2戦目に臨んだ注目の石川遼(15)=杉並学院高1年=が4バーディー、3ボギーの70、1アンダーの7位タイと、最高のスタートを切った。雨がそぼ降るコンディションの中、ドライバーを曲げながらも我慢のゴルフを展開。4アンダーの谷原秀人(28)=フリー=ら4人の首位グループに3打差の好位置につけた。[デイリースポーツ] 4番、バーディーを奪いガッツポーズする石川遼=富士桜CC
硬かった表情が、ホールアウト後、溶けるように笑顔へと変わった。ギャラリーはもちろん、プロから痛いほどの視線を浴び続けたツアー2戦目。並み居るプロを尻目に、初日堂々の7位タイにつけた石川は「本当に緊張した。というか緊張している時間がすごく長かった」と、ほっとした表情を見せた。 最年少優勝を記録して3カ月、注目されることに慣れてきた15歳もやはりプロツアーは別格。この日は朝から平常心ではなかった。午後0時5分スタートにもかかわらず、コース入りは午前8時40分。通常2時間前にコースに入る選手が多い中、はやる気持ちを抑えられず練習場でフォームチェックに没頭した。 開始30分前にはロッカーにこもり、音楽を聴いてリラックスするよう努めたが、スタートの10番ティーグラウンドで万雷の拍手を受けると、「今まで受けた中で一番大きい拍手だと思えた」ほど緊張はピークに。前半は1Wでなかなかフェアウエーをとらえられず、父・勝美さんは「やはり緊張からだと思う。あれだけのプロと回って、自分が崩れると迷惑が掛かるという思いがあったのでは」と、どこかよそ行きのゴルフになった理由を分析した。 本来の自分を取り戻したのが1、2番の連続ボギー直後の3番ロングの2打目だった。残りは270ヤードもあり普通ならば届かないが、キャディーから「お前は挑戦者」と言われ気持ちは固まった。思い切り振り抜いた3Wはグリーンにこそ届かなかったが「きょう一番気持ちよく振り抜けた。パーだったけどあそこでリズムが戻った」。目が覚めたように4番、6番のバーディーを呼び込んだ。 マンシングKSB優勝から3カ月。「この3カ月いろんなことがあったけど、少しは成長できたかなと思う」というのは実感だろう。首位とはわずか3打差の好発進。残り3日間、ファンはまた楽しい夢を見られそうだ。
|
|
|
|